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2012年5月31日 (木)

新人教育 その6 たましい編

世の中には いろんな 仕事が ありますけどね

 魂を 磨くのに 別に どんな仕事でも 構わないんですが

こういう世界では マンツーマンで 接することが 結構 ありましてね

 例えば 高齢者施設ですと

認知症って いってね 昔は 痴呆症って 云ってたんですが

 要は ボケね

ひどくなっちゃうと 最愛の妻や 子供の 名前まで 忘れちゃって

 そのような 人が 入所してたとすると

ま 介護の人が オムツ交換などを するわけですよ

 苦労してね せっかく 取り換えたと思ったら

ブッ って おならと 一緒に ブツまで 出たりしてね   
 ごめんね 下品な言い回しで

 すると その 介護員さん

ちっきしょー せっかく 取り換えたばかりなのに この じじい 


って なるわけですよ

 そんで 何も 言えないことを いいことに

ほっぺた 叩いたり 手の甲を つねったりね 挙句には ろっ骨などを骨折させたり
 
 このような 話しは 実際にあってね

ですから 全道の新任研修会では 必ず 話題に 上りますね

 話しは 変わりますが

目の不自由な ヒトって

 聴覚や 嗅覚が鋭くなりません?  そう

指先も 敏感に発達しますよね

 それでは

知的に 障害がある ヒトは どこが 発達すると 思います?・・・

 そう これも いろんな答えがあると 思うんですけど

ワタシはね 感性 感受性が 発達すると 思ってるんです

 ただね それを 思うように 表現できない 訴えることが苦手なもんでね

複雑な 思いを 抱いているんだろうけど

 我々には 好きか 嫌いか

この2点のみに 感じられてしまう


 話しを 戻しますが

せっかく 綺麗な下着に 取り換えたのに

 あっという間に 汚しちゃって 着替えしなければならなくなる

その時にね 自分も ちっきしょ~って 思うことありますよ

 忙しい時であれば なおさらね

でも ここが 勝負ですね

 ここで ぐっと 我慢して

まっ 我慢しているうちは 駄目なんでしょうけどね ははは

 それで 便が出て 良かったね~ って 何度でも 綺麗にする

俺も なかなか 優しいとこあるじゃん ってね

 そう 彼らから 優しさを 想いおこさせて もらえるんです

人は 誰でも 何らかの 対価 報酬を もらいたいと思うものです

 このような 仕事で お給料を 頂く

それで 女房や 子供を 育ててるわけですけど

 決して そればかりじゃないんです

自分自身を 育てあげてもらってるんですね

 どう? どんどん 魂が 磨かれる感じしない?

今の 時代は

 障害を 背負って 施設を 利用される方は

お客さんっていう 捉え方でしてね 

 施設を 利用してやってるんだ

サービスをするのは 当たり前だ

 こんな 居丈高な 親御さんも 中には いるんですよ

 ワタシは その 考えは ちょっと 違うような気がするんです

あくまでも フィフティ フィフティだと 思うんですよね

 そして 楽しいことや 辛いこと 様々な 経験を通して

共に 成長する 関係だと 思ってるんです

さっき 感性の 話しを しましたけど

 非常に 感受性が 発達してるもんだから

自分から 壁を 作っちゃうと すぐに 感覚的に 見透かされますよ

 でも この 複雑な感情を 上手く 表現できない

ですからね ワタシのことを

 好きか 嫌いか っていう 短絡的な感じで  見られちゃうんです

一度 嫌いだって 思われちゃったら 仲を修復するのは なかなか 大変でしてね

 ま~ そうですね~

まずは どんな 問題を 起こしても

 肯定することから 入ると いいと思いますよ

例えば ・・・ 大の大人が 殴り合いの喧嘩を するわけですよ

 すぐには 止めません

だって お互いに 理由が あるわけですからね

 道具を 持ち出したら さすがに これ以上は まずいって 

仲裁に 入りますけどね

 あっ 道具って パイプ椅子くらいなら まだ いいんですけど

消火器とか 持ち出す場合が ありましてね これは 危な過ぎますんでね

 引き離す 頃合いを 計るのが 難しいんですけど

仲裁に 入った場合 双方 見えないところに 移動させまして

 まずは アンタは 悪くない って 入るんです

それでね  

ところで 相手 すんごい 鼻血が出てたな~ 

 ビックリしたでしょ? ね~ 今度 あれだな

グ~ じゃなくて パ~で 叩こうか? 

  こんな 具合ですけど

 ま~ 相手に よりけりですけどね

さて 一度 休憩しましょうか

 ワタシも 一服したくなりました

次は 疾病について 少し 触れましょうかね

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コメント

カブちゃん、
たまにいいこというなあ~~
勉強になる~~(*≧m≦*)
うちの親も年取ってきてるけんね、
たまにボケが入ってるけど、
もっと寛大な気持ちで接せねば~~

やっぱり入所されてる方と私は紙一重ってとこかも知れないわね。
感受性のみで生きてるようなところがあるから。
白か黒、0か100。グレーゾーンは一切なし、99でも満足しない。
相手に期待しすぎて、思った通りじゃないと許せない。
思わず頷いてしまいましたね。
最近は人との関わりがほとんどない生活を送ってるから、
仕事はメールかバイク便で送れば済むし、
付き合ってる人は遠いからなかなか会わないし、
しかも私と同じで電話が苦手だし、もっぱらメールのやり取り。
人から見れば変わってるかもしれないけど、
私たちにはこれがちょうどいい距離なのかもしれないと思う。
私も変人だけど、向こうは私よりも頭がいいから
時々、きついこと言われて凹むけどね。
でも、どこかで線引きしちゃう私には理想だったりするわ、これも愛でしょ!愛!
では^^

ちゃちゃさん どうも~
新人教育ですからね~
 あんまり おちゃらけて できないのよね~

んっ!? たまに・・・・・ ですか (u_u。)

風みどりさん どうも~
人との 付き合いは 間合い 距離感の会得ですよね
 人によって それぞれ異なる バリアに
どこまで 接するか 触れるか

 風みどりさんより 頭のいい人 いるんだ~
へ~ すごいな 余程の 変人? (*≧m≦*)

ほんとですね!!
命あるものの中で、人間は感情があるから・・・
好きか? 嫌いか?。
イエスかノーかの二手に大きく分かれますよね

老いた人の報酬はある程度、無頓着(無責任)になれる精神的な自由
認知症を患い、まるで子供赤子の様になってしまった老人
でも、新人教育で語るカブちゃんの介護への思いは
ちゃんと、届いていると思いますよ
豊かな感受性で「好き」と受け止めていらっしゃるのでは

エリザベスさん どうも~
人間の 生き方に 完全な 正解ってのは ないと思ってるんですが
 お互いに 失敗を繰り返して
笑いながら 日々を 送っていく
 これで いいと思ってるんですよね (*゚▽゚)ノ
 

認知症にはこりごり。
医者には相手を認めて優しく接しなさい、と言われても毎日の事となるとそうはいかないね、カブさんは人間ができているよ。
間を取り持つ人がいないと余計にヒートアップ、最後には殺せーの言葉が出るほど。
いい歳をして人形を抱くようになったら息子が自分の兄貴と重なったようです。

西町小さん どうも~
認知症の方は 専門じゃありませんが
 ご家族が 疲弊しない為に 我々のような
専門スタッフが 必要なんです
 我々だって 24時間 いつも 一緒に いることはできません
交代勤務だから できるんです

 人間なんて できてませんよ
常に 葛藤を 抱えて 仕事してます
 でも 今 出来ることは何か
それをしないと 自分自身が 後悔するから
 それだけですよ

優しいって 難しいですよ。
普段は 大丈夫なことでも、
自分に余裕がない時は 出来なかったりするんです。
じゃぁ、なぜ 普段は大丈夫なのか…って 考えると、
家族や 友人や 職場の人達との
良好な関係が 保たれているから…?
つまりは 人に優しく 出来るってことは
周りの人たちに 支えられてる という
幸福のもとに 成り立っているのだと…
この頃 思ったりします。

ミーシャさん どうも~
優しさって 学習して 身につくんですよね
 野菜でも 肉でも 人間は 命を 奪って 生きている
狩猟民族ですから
 元来 獰猛で 残酷な生き物なんです
生れ落ちてから 母や父 兄弟 友人などと
 接するうちに 優しさを 獲得していくんです
相手にも 自分にも ご先祖さんが いました
 目に見えないけど
常に 見られているって 意識
 今は それが 自制力になったりしますね

°+(*´∀`)b°+°
(顔文字だけの表現ですみません^^;)

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