研究発表 「支援にあたる際の言葉遣いについて」 ⑤ まとめ 編
研究発表 「支援にあたる際の言葉遣いについて」 ① 日常生活全般 編
研究発表 「支援にあたる際の言葉遣いについて」 ② 食事介助時 編
研究発表 「支援にあたる際の言葉遣いについて」 ③ 入浴介助時 編
研究発表 「支援にあたる際の言葉遣いについて」 ④ 排泄介助時 編
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さて 言葉による 利用者との関係 支援の際の 言葉遣いについて
5つの ステージに分けて 列挙してきたわけですが
未だに B群の 注意を要する言葉遣い に対して
納得がいかないのではないでしょうか?
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そこで これら A から Cと 分けた 言葉遣いについて
メリット と デメリット に 分析したいと思います
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順序が 逆になりますが
先に デメリットです
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A の 基準となる言葉遣いは
使い方によっては 他人行儀である
冷たい感じを受ける
B の 注意を要する言葉遣いは
"親しみ"から "馴れ合い"に 陥りやすい
さげすんだ表現ともとられる
思い上がった表現になりやすい
子ども扱いとなる
人権侵害につながる
C の 禁句です
虐待につながる 危険性がある
脅迫・強要・高圧・命令・さげすむ などですね
子ども扱いとなる
人権侵害につながる
いかがでしょうか?前述した 言葉を 思い返してみてください
B群くらいは 問題ないだろうと 思っていませんでしたか
我々と 利用者との 互いの 人間関係にも 影響するのでしょうが
馴れ合いってのは いただけませんよね
おそらく B群の言葉を 使い続けると
いずれ C群の 言葉になっちゃうのかもしれません
それでは 次に メリットです
A の基準使用ですが
人権侵害の防止
虐待の防止
人権の尊重
使い方により 親しみがでる
使い方により 家庭的雰囲気がある
B の使用禁止では
使い方により 親しみが出る
使い方により 家庭的雰囲気がある
C の 使用禁止です
特に 記載することは ありません・・・
メリットは 皆無ということです
Bにも メリットは ありますよね
そこで この B群の 注意を要する言葉遣い の 捉え方なんですが
B群の 有効性にも 捨てがたいものがあるんですが
リスクは ゼロではないですよね
弊害も確認されるということです
また 利用者が どう 感じるか?と云う 視点も 確かにあります
この リスクを 背負ってでも使用すべきと云う考え方ですね
ですが
A群は 他人行儀とか 冷たい感じと云う 印象を 受けがちですが
使い方の技術ですね
声の大きさ
話しのスピード
イントネーション
笑顔
これらの 表現力によって
十分 安定感を 与えることが出来るわけです
ですから あえて B群を 容認・肯定する理由には ならないと そう 考えるわけです
結論を 申し上げます
C群の 言葉遣いは ありえません
そして B群 これらも ラポート(信頼関係)が 上手に 深く 築けてあれば
問題はないと 思う向きも あるかもしれませんが
結局 最終的には 彼らの 自立を 阻む結果になるでしょう
これらの 理由から
親切 丁寧な 言い回しが 大切だということです
勿論 そこに 心が こもってなければ 冷たい感じに 受け取られる・・
というより
見透かされるでしょうね
さて 「くん」「さん」付け それと 愛称での呼称の 問題ですが・・・
誤解を招く 言い方になりますが
フォーマルと インフォーマルで 使い分ける
あとは・・・ 内緒ですけど
施設長の前では きちんと さん付けで 話してくださいね ははは
え~と あれっ? 何だか もう一つ 棚上げにしてなかったっけ?
えっ!?
あ~ そうそう 「んだべ~」ね・・・
え~と・・・
俺様は いいの (* ̄0 ̄)ノ
さあ テスト しますよ~!
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言葉遣いは難しい・・・(・∀・)
投稿: 音姫 | 2013年3月31日 (日) 09時27分
言葉は 難しいですね。
施設に 預けてると 分かります。
投稿: すみれ | 2013年3月31日 (日) 16時43分
カブさん、こんにちは^^
何故かIEだとコメントが書けなくて、
Googleでコメント書いてる・・なぜだ?
さて、たかが言葉されど言葉だね。
今日、私も「アホちゃうか」と「バカ」との受け取り方のこと書いたけど。
人によって取り方が違うからね・・(#^.^#)
あ、「バカタレ」は親しみあると思ってるけどね・・・
「ばっかじゃないの!!」って毎日のように言われてる風みどりでした(#^.^#)では^^
投稿: 風みどり | 2013年3月31日 (日) 17時44分
「んだべ~」は C群ですか?
んじゃ 「うまいべ!」 も C群なんでしょうね~( ´艸`)プププ
ちなみに こっちの方言では 「そうやろ~(≧m≦)」 「おいしかろ~!」と なります~。
そういう施設だと 生活を一緒にしてる感覚だと思うのですが、
どうしても 怒る場面も出てきますよね~。
きっと その時の言葉が 一番 難しいですよね。
夫婦でケンカした時に 敬語で話すと(顔は能面)…
それはそれはもう~~~怖~い空気ですよ~
投稿: みーしゃ | 2013年3月31日 (日) 18時01分
音姫さん どうも~
言葉だけじゃ 不十分かもしれませんね
その時の 雰囲気とか 態度とか
シチュエーションで使い方も 変わってくるでしょうし
相手の 人柄が判らないうちは 慇懃無礼だと 思っちゃうかも知れないし
理解しあうには 多少 時間が必要ですしね
相手を 傷つけるつもりはないのに 傷つけちゃったり 難しいですよね
投稿: カブ | 2013年3月31日 (日) 18時24分
すみれさん どうも~
我々は どんなに頑張っても 彼らの 親や兄弟にはなれないんですよね
ですから 一線を画した 言葉や態度が どうしても必要です
自閉症の方との会話では 極力 会話を単純化しなくてはならない場合もありますし
それが 第三者からは 命令口調に 受け取られる場合もあるんですよね
十分 注意しているつもりでも
まだまだ 改善の余地はありますね
投稿: カブ | 2013年3月31日 (日) 18時31分
風みどりさん どうも~
バカタレは 救いようがある場合
見守る余裕がある場合 上から目線の場合 当人にとっては 侮辱でしょうね ははは
言葉ってのは
悪気があるかどうか 相手がどう受け取るか
同じ言葉 文章でも 受け取る側の心境で まったく逆に受け取られる場合もありますよね
幸福感に満ちてるときは 多少のブラックユーモアでも 平気でも
不幸のどん底だと感じているときは 心まで閉ざしてしまう
難しいですよね
そうそう オイラの使う バカタレは 愛でしょ 愛っ! ♪(o ̄∇ ̄)/
投稿: カブ | 2013年3月31日 (日) 18時46分
みーしゃさん どうも~
愛すべき 方言だと 受け取ってくださいな
こちらの地域で 熱くなって 仕事の話をすると
まるで 喧嘩しているように見えますよ
・・・ 夫婦喧嘩ね・・・
あ~ 怖い・・・ そのような場面が 幾たびか ございました
その時は ブログを書く気も 起きませんでした ( ̄◆ ̄;)
投稿: カブ | 2013年3月31日 (日) 18時50分
ちょっとカブさんの研究発表会の内容と
違ってるかも知れないけど いいですか~?
ちょくちょく入院したり 通院してるわが身として・・・
お世話する側からの言葉かけの研究でしょうが
言葉をかけてくれる人の 「え。が。お。」が一番です
笑顔で言葉かけしてくれるのと そうでない時には
患者(健常者やそうで無い人も)は 敏感に反応します・・・よ。
心身が健康ならば聞き流せても そうで無い人には
マイナスの感情が生まれるかも・・・しれないです・・・。
酷なこの世では生きていけないインディゴチルドレンとして
生まれた純粋な方々は(施設に入居されている方々の多くはそうです)
感情の持って行き方が分からないんですね。
何回も魂の生まれ変わりを繰り返してこの世に生まれた人は
前世での生き方を覚えていて 上手く乗り越えられますが
それは 世間に合わすとか 適当に時流に乗って生き抜くすべを
学んでいるからなのですね。
そうでない 純粋な魂は何故生まれるかといえば
この世は、~~べき、~~であるべき、~~しなければならない、の
しがらみだらけで それは少しおかしいんではないかな?と
問いかけるべくして生まれてくれた 大切なかたがたですね。
特に多動症といわれる新しい魂の集団が 世直しに地球に
やってきてくれているようなのです。
生き方は 自由でいいじゃないですかね~
勉強が嫌いでも運動が好きだったりお絵かきが上手かったり・・・ね!
最近 特にそう思うようになってきた 私「愛」です
まとめ編の最後に関係ない内容で長いコメントしましたが どうもすみません
投稿: 愛 | 2013年3月31日 (日) 21時04分