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2013年5月17日 (金)

研究発表 「てんかん発作」 ⑥ 抗癲癇薬 副作用②編

抗てんかん薬の 副作用について

 詳しく 触れたいと思います

主な 症状ですが 程度にもよりますが

 鎮静・催眠・意識障害・傾眠・昏睡 このような 症状が 見られます

また これは 経験上 催眠というより 幻覚を 起こしているような場合も あります

 ま~ちゃんが おもちゃの携帯電話で そこに 居もしない 家族の人と

お話したりしますよね 

 そのほかには

失調(身体のバランスを失う)・振戦(手指の振るえ)・多種の不随意運動

 (筋肉がピクッと動くものから アテトーゼ様に体全体が動くものまで)

アステレキシス(姿勢保持不能症・羽ばたき振戦)があります

 アテトーゼ
(athetosis)は 皆さん ご存知ですよね?

アテトーシスとも 読みますね

 ゆっくりと 屈曲した ねじれるような動作が 休みなく起こる状態ですね



次に 型分類による 副作用ですが

① 用量依存型副作用には

1 初期不耐性

 これは 投与初期のために、薬に慣れていないことから生じる症状です

 特に眠気として出ます


2 急性中毒

 これは 減量すれば 後遺症を残さずに回復します

 自覚症状ですが

 眠気・めまい・ふらつき・倦怠感・身体動揺感・不快感・頭痛・構音障害・複視

 羞明(しゅうめい)・悪心・嘔吐などですね

  羞明とは 光を異様なまでに 眩しく感じ 痛みまでも 感じる状態の事です


3 慢性中毒

 一日の投与量が 中毒量以下でも 累積されて起こる場合もあります

 特に フェニトインとフェノバルビタールが 問題となりやすいことを 認識しておく

 必要があります


4 薬物相互型副作用 があります これは 先ほども 説明しましたね

 これらは 服用量が多くなり 血中濃度が 上昇するために生じる副作用です



② 特異反応(過敏)型副作用です

1 発疹 

 与薬直後から3週間ぐらいの早い段階で生じる 

 発疹に加え、発熱、リンパ腺腫張、出血傾向などの

  全身性中毒症状が出現した場合は 生命に危険を及ぼします

2 骨髄抑制

 与薬開始短期間に出現、1年以上経過すれば危険性は減少

 造血機能の障害(白血球減少、貧血、血小板減少) という 症状です

3 肝障害

 抗癲癇薬は過敏反応としての薬剤性肝炎の少ない薬であるが、発熱、黄疸、肝腫脹

 などの中毒反応が生じたら過敏反応を疑う ということになります

重篤な場合は 服薬を 中止しなければなりませんね



③ 長期服用による慢性の副作用

 短期間の服用では全く問題が無いのに、長期の服用によって生じる慢性中毒的な

 臓器障害です

 抗癲癇薬は長期にわたって服用するものであるから、

  その意味で最も認識をしなければ いけない副作用です

 副作用は服薬期間、服薬量、患者の体質、年齢、性別および栄養などの外的要因も

 発症に関与しています



④ 局所刺激性副作用

 経口的に摂取した場合、

  食欲不振、胃部不快感、悪心などの胃腸障害が生じる場合もあります

 食後に服用するとか、通常の健胃酸で抑まるもので一般に抗癲癇薬は胃腸障害の

 少ない薬ではあります



⑤ 催奇形性および胎児毒性

 催奇形性とは 神経管の欠損(二分脊椎・無脳症)、外表奇形、心臓血管系奇形、

 口唇裂、口蓋裂、骨の奇形などが知られています。奇形の発現率は、バルプロ酸

 単剤服用の場合、約10%、多剤服用の場合、約15%近くあり、非服用の場合の

 約10倍の出現があります。神経管の欠損の中では二分脊椎が殆どで、多くは、

 腰椎部、仙椎部、腰仙部に起こります。

 妊婦さんは 気を付けなければ いけないってことですよね・・・

  重要な問題ですが、テーマから 外れてしまいますので 今回は 説明を省きます


さて 副作用として 留意すべき 臓器として

1・ 中枢神経系

2・ 皮膚と結合組織

3・ 血液(骨髄)

4・ 肝臓

5・ 骨代謝

6・ 消化器系

7・ 免疫系

8・ 腎臓

9・ 内分泌系

10・ 呼吸器系

11・ 末梢神経系

12・ 心血管系

 いやあ~ これら 全部 読むの 大変だなあ~

ちょっと 小難しいことが 続きましたんで

 先に てんかん発作の 症例を 紹介しますね





 

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コメント

相変わらず難しいニャ~
今日は健康診断なので仕事休みです。
やっと昨日から少し暖かくなってきたね。
仕事は当分スクワットかな???嫌だよ。
膝が悲鳴をあげてます。

難しいこと 勉強してるんやね
読んでたら 眠くなってきた・・・(^^ゞ

のらデジさん どうも~
同職の 誰かが 偶然にもこれを見て
 何かの切っ掛けになればと思ってるんです
それと 自分の為の 勉強ですね 
 野良仕事 頑張れ~ (*゚▽゚)ノ

音姫さん どうも~
再確認の意味で 研修会シリーズ始めたんですけど
 忘れてることも 結構あって 再発見のような気分です
もう少し 続きますんで ご勘弁を 人( ̄ω ̄;) スマヌ

薬の副作用って 詳しく載ってる本とか見たら
怖いことが ずらずら~っと書いてあって 飲むの怖くなりますよね
てんかん薬の副作用の 鎮静・催眠・意識障害・傾眠・昏睡…って
せん妄と 似てます
熱で入院した父が せん妄になって
まるでボケてるみたいで 怖かったけど、
今日は 普通に戻ったそうです。
一安心です~(^-^;

みーしゃさん どうも~
薬は 飲まないに越したことはないですからね
 お父さん お医者さんに任せるしかないですもんね
身内が 意識障害を起こすと 悲しくなっちゃいますよね
 情けなさと 惨めさと 色々と 織り交じった気分になって 泣きたくなります(ノ_-。)

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