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2013年11月13日 (水)

研究発表 定例研修会 「障害者虐待防止法について」 ②

それでは

 虐待に至る 職員自身の 要因ですが


1・ 虐待だという 意識が無い

 a からかいや 遊びのつもり

    からかって笑うのは それだけ親しい関係だから

 b 指導や躾の一環と思っている

    言って分からなければ 叩いて 身体で覚えさせる

 c 人権意識の欠如

 d 障害特性の理解不足、支援力の不足

    力による指導法しか知らない・体罰は当たり前


意識が無いってのは 最悪ですよね

 これはもう 事例をあげて どんどん 勉強していくしかないかも知れません

からかいや遊びの場面は 往々にして 見かけます

 利用者さんも 楽しげに 笑ってる姿を よく 見ますけど・・

絶対的権力を 後ろ盾にして 相手に 関わっていませんか?



2・ いけないと思いつつ、ついやってしまう

 a 職員自身の性格・心理的な特性

    カッとなると自分を抑えきれない

 b 余裕のない 職員体制

    今の手薄な体制では 時間をかけた支援が出来ないのは仕方ない

 c  仕事に対する不満・やりがい感の喪失

    みんながやっている  注意する人もいない

 d プライベート上のストレス

 e 施設長や他の職員の影響

    嫌だが 施設長やベテラン職員に逆らえない


ここなんですよ・・・

 自覚しているのであれば 声を上げるべきなんです

ま~ せんだって 道東の施設で 体罰問題が 表面化しましたけど

 若手の職員が 声を上げても トップの人間が その声を うっとうしいと 云うことで

その彼を 干してたらしいです

たまたま ほらっ 5~6年くらいまえでしたか

 道の仕事で 彼とは 面識あったんですけどね

なるべくして・ 起こるべくして 起きた 事件なんですよ

 しかしね~ その事件の 余波が 治まらぬうちに

今度は 胆振地方で 事件が 起きました

 正直 これは ショックでしたね

50歳代の 興奮した利用者が 職員に 立ち向かってきたことから

 60歳代の職員が 平手打ちで 数回 頬を 殴って静止・・・

  ここの代表者は 人権侵害ゼロを うたって 

   先陣を切って 打ち込んできた人ですよ

皆さんも 署名してますよね

   それに ここの施設長は 大変 立派な方で

    中央にも 精力的に 顔を出して 活躍されている方です

     その 足元での 体罰問題ですから ・・・ 非常に 残念ですが

       厳しい 処分が 成されるでしょうね

体罰が 常態化してなきゃ なかなか 表面化しませんからね

これは ありきたりの言い方ですけど まだまだ 氷山の一角なのでしょうね

 やれやれって 気分ですわ・・・


 次の要因は このことに 関係するかもしれませんね



 施設内の 環境要因についてです


1・ 体罰が 発覚しない

 a 誰も見ていない

    密室で ひとりの職員が対応している

 b 利用者や保護者が言わない・言えない

    利用者の声を聞くシステムが無い

 c 利用者が言っているのに声が届かない

    保護者が気づいても 仕方ないと諦めてしまう

 d 職員が疑問を感じても言わない

    職員が利用者の言うことを信用せず 無視する

    職員が利用者の訴えの対応を 後回しにする

    職員が気づいても「どうせ 行ってもダメだ」と 黙ってしまう

    施設長や他の職員のやり方にケチをつけるようで 報復やマイナス評価が怖い


リスクマネジメント・レポートの様式には

 「見た・聞いた」の欄を 設けてあります

 また 場合によっては 作成者・記入者は 無記名でも構いません 

 過去に・・・ 何年前でしたっけ?

 利用者が 体罰を示唆する話を 実名をあげて それを 

 認定調査に来た 第三者に話しちゃって・・・

 すったもんだが ありましたよね

 調査する前に 噂話に尾ひれがついて すっかり 犯人扱いしちゃって

 陰口だけが 先行するという 当の本人に 直接 聞こえたら

 人間不信に陥ること 間違いないような 状況になっちゃって

 あの 後始末には 結構な エネルギーを 使いましたね


 ですから 下手に 噂を流すより

 見たのであれば 聞いたのであれば 

 レポートでの 提出を 徹底していただきたいのです



さて 話しを 戻しますが


2・ 虐待を通告しても 改善されない

 a 通告を生かすシステムが 機能していない

    上司に訴えても 聞くだけで終わってしまう

 b 職員の話し合いが うまくいかない

    苦情解決委員会があっても 身内で固められていて 開催も無い

    職員同士で 庇い合う

 c 施設長が 虐待に当たる行為を容認

    施設長やベテラン職員が 体罰を行っている

 d 職員が虐待にあたる行為を容認

    施設長やベテラン職員が 新人職員に「言うことを聞かないのは

      なめられているからだ」と 力で従わせる必要性を説く


bは まさしく 道東での体罰問題のケースですね

 平成22年の定例研修会で 大阪の施設での虐待事件を 取り上げましたが

  cやdは まさしく そのケースですね


そこで

 求められる 人材像なんですが


知的障害や発達障害のある人たちに対する支援に強い感情を持ち、利用者の

個別ニーズに基づいて、利用者及びその家族に対するサービスの向上に絶えず

努力する職員であること


福祉のプロとしての自覚と誇りを持ち、利用者及びその家族に対して、より適切な

サービスの提供や説明を果たせるよう専門性を磨くとともに、自らのキャリアアップ

に努める職員であること


組織の一員としての自覚と責任を持ち、自分を取り巻く人たちと密に連携、協力して、

業務の向上、改善に積極的に取り組む職員であること

如何でしょうか?

 これらのことは 施設サイドの 都合でしょうか?

 絶えず努力だとか 専門性を磨くだとか 積極的にだとか

 いきなり 目の前に 壁を見せつけられるかのような 言葉が 並んでますけど

 なんてことはない

 皆さんが それぞれ 担当されている 利用者さんを 知る! 

  それだけのことなんです

 どんなわけで こんな薬を飲んでいるのか? その効果はどうなってるのか?

 今後は その薬を どうしたいのか? だとか

 大好物は? これだけは どうしても 食べられないって物は?

 そんなことから 始めても いいかと思うんです


では 次に

 前回 参加してきました 研修会で 
北摂杉の子会 萩の杜さんから

 
紹介されてて

 ここでも 4月に実施しました 

 業務チェックシートなるものを

 分析いたしましたので 見ていただきたいと思います 

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コメント

難しい仕事やなぁ。。。
簡単に言えば 何事も相手の立場になって考えたらいい事やねんけどな~~
自分がされて嫌な事は相手にしない
そうしたら虐待なんて起こる事無いのにね
人間って感情の動物やから なかなか難しいかもね(*v.v)。

音姫さん どうも~
人生は 修行の連続ですね 常に 心を平常に保ちたいと思っていても
 次には 忘れている
凡人が 悟りを開くのは 仏さんになってからですね

幼児虐待の親もそうだけど、
虐待だという意識がない、って多いんだろうね。
ちょっとからかっただけ、とか、躾…とか。
昨日の記事のセクハラじゃないけど、相手の受け取り方もあるかもしれないけれど
第3者から見ると、「やりすぎ」って思う事あるものね。
本人が気付かないなら、第3者が言ってやるべきなんだろうけど
そこでまた、大げさになったり、面倒になるのがイヤで無視したり…
やっぱり介護する本人が、時々我が身を振り返って、
しっかり自覚と責任を持たないといけないんだね。

つぶあんさん どうも~
決まりきった 身体介護だけなら そんなに 問題ないんでしょうけど
 メンタルに 踏み込んでの 支援ですから
親身になったり 計画的に突き放してみたり 距離感が 難しいんですよね
 いずれにしましても 体罰は しこりしか残さない
最も とってはいけない行動でしょうね

人という字は
本当は ささえ合っているのではなくて
ひとりで立っているんだ~ なんてことを思いました。

にんべんに きへんが いいですな☆
おつかれさまです また明日~ 
ありがとうございます。

四季の野草さん どうも~
 オイラも にんべんに きへんしたいです

ところで・・・ 明日の記・・・事・・・・ 怒んないでね (*v.v)。

虐待って いじめですよね。
いじめって人間だけが やるもんじゃないでしょ。
動物にだって いじめは存在するんです。
だとしたら…無くならない?本能的なものなのかな…?

それにしても、遡って読んでたら
記事の内容のギャップがすごいんですけど( ´艸`)プププ
このシリーズで 読者登録された方は
はぽんでの出来事を綴った記事を どう読んでるのかな(゚m゚*)

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