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2014年10月 7日 (火)

五七日

いつも 11時頃 来るくせしやがって

 月命日に限って 9時半に来て

  おれ様が 間に合わなかったという  にゃろめ~ クソ坊主が・・・

今回は 打ち合わせが終ったら

 速攻で外出をもらおう


母の実家は そこそこの生活をしていたらしいが
 
 火事で財を失い 幼少期は貧乏の どん底だったらしい

小学校3年生になる時に

 奉公の話しが出て

  母は 農家であれば お腹一杯 物が食べられるだろうと

   今思えば 実に浅はかな考えで 双子の姉を 抑えて奉公先に来たとのこと

そこでは 学校には通わせるという 約束を反故にされ

 子守り それと 野良仕事を 強要させられたらしい

  背におぶった ケイコが 三重県に嫁ぎ 1年前に癌で亡くなった時

   母さんの横になっている ベッドに立ってたんだ と 不思議体験を話してたっけ

そう・そう

 キツネに化かされた話しもあった

  水平線の見えるような畑で 草取りをして

   一度 腰を伸ばし 周囲を見渡し

    除草を再開したところ 突然 男が 立っていて 驚いたとのこと

母が驚いて どっから来た!? と 声を掛けた途端

 ケ~ン という 鳴き声とともに 風のように消えたんだと


それから 火柱も見たと言っていたな

 畑に向かう途中

  道路を挟んで 建っている 親戚の物置の側で
 
   突然 火柱が立ち上がったんだと

それから 数日後 その物置に置いてある 牧草が発火して

 全焼したんだった・・・ その時の 火事は おれ様も窓から 見てたんだ

  怖かったよな

当時 消火栓があるわけじゃなし

 消防車が 川から汲むのも限界で

  おれ様の家の 池から給水 おかげで 鯉や鮒が 何十匹も死んだらしい


何よりも おれ様の 死生観にもつながる話しがある

 奉公先では それは・それは 厳しくて

  休み時間以外は トイレにも行かせてもらえなかったとのこと

その日は 焼けるほど暑かったとのことで

 とにかく 喉が渇いて・渇いて 誰よりも先に 水が飲みたかったとのこと

そんな時 母に命が下った

 ○○子 川に行って 水を汲んで来い!

喜び勇んで 川に向かい

 真っ先に 手ですくい  一杯目は 何も味がしなかったと

二杯目も 味がしなかった  三杯目で ようやく・・ あ~ 美味しい~ と

 何杯飲んだか 覚えてないらしい

ようやく 落ち着いてから 水を容器に汲み 坂を登り 小道に入ろうとした時に

  あ~ 気持ち悪い と 感じた途端 意識が無くなったんだと


気がつくと そこは 花畑  

 それは・それは 綺麗で壮大な 花畑が広がってたんだと

  身も心も 気持ちが良くて

ふと 気付くと 川が流れていて

 何気なく 母は そっちに 向かったんだと

  すると 母の父が 亡くなったはずの 父親が

   川の対岸に 立っていて

    この世とは思えないような 恐ろしいほどの顔つきで

     ○○子 こっちに 来るんじゃない! と 怒鳴ったんだと

怖くなった母が 後ずさりすると

 また 具合が悪くなって

  気付くと 坂の途中で 倒れてたとのこと

おれ様が 子どものころ 何度も この臨死体験を聞かされたっけ・・


急性大動脈乖離で 意識を失い

 生死の境を行ったり来たりを数週間

  何とか 命は取りとめたものの

   意識が戻らず 数ヶ月

奇跡的に 脳の障害も残らず 意識を取り戻した時は

 何があっても この母を 守ってやると 誓い直したっけ

  妻マツコ
(偽名)が 嫉妬するほど

   病院に通い詰めた 


母さん 病院に通うって 大変だったんだよ

 だって 母さんは 帰りたいって泣くし・さ

  治る見込みもないのに  

リハビリ頑張れよ 指先だけでも 動かすようにしろよ って 

頑張れば 家に帰れるんだよ って 嘘をついて・・・

 その嘘が 何よりも辛かったんだよ ごめんね


母さん おれ様が 結婚するまで

 とにかく 心配掛けたよな

  それなのに 辛抱強く 信用してくれたっけ


そうだ

 マツコが22歳の時

  彼女の母が 病気で亡くなった

マツコと 結婚が決まった時

 彼女の母が 母さんの夢に出てきて

  マツコのこと 頼みますって 挨拶に来たんだって?


幸せだった?

 苦労に 苦労を重ねた人生だったね

  母さん 幸せだった?

母さんでなきゃ あの ボケ親父と 一緒になれなかったべな


おれ様は 母さんの子どもで 良かった
 
 でも 母さんの 茶碗蒸し 食べられなくなっちゃったな   ちぇっ・・・


年の初めの 年越し水よ

 水を汲まずに 金を汲む

 
これをやってから 竜神さん 馬頭さん お稲荷さん お不動さん

 お参りに行ったよね

  丘の上に 祠を祭って

雪で膝まで埋まる 急坂を 息を切らして登って お参りしたっけ

 高校を卒業してからは すっかり サボるようになったけどね


小学校の時 母さんの喜ぶ顔が見たくて

 冬に 毎朝5時に起きて 薪ストーブに火を点けたんだよ えらいべ


母さん

 何よりの功績は

  おれ様のような 天才を生んだことだ! だぁ~はっはっはっ



母さん ありがとう

 これからも 温かい目で ・・・おれ様なんか どうでもいいから

  どうか 子供達を 見守ってください

無事 五七日 終了


  

 

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コメント

これ書きながら泣いてるやろ~~
鼻水ズルズルやろ~~
辛抱強いいいお母さん
辛抱強くなかったら カブちゃんの母親は務まらん

孫がかわいいって言うけど ホントは自分の子が1番かわいいんだよ
母親にしたら 1番かわいいのは息子
息子がいくつになってもね
出来の悪い息子ほどかわいいもの
きっと天国からカブちゃんの事見守ってくれてるよ

カブちゃん、朝から泣かすなよ~~~
あんた、北海道の浅田次郎だ~~~

本当にいいお母さんだったね。
昔の人って、本当に苦労して生きてきて、
自分の楽しみより子供優先で、愛情いっぱいの子育てをしてくれてたよね。
母に会いたくなちゃったよ。(´・ω・`)ショボーン
こうやって、お母さんのことを思い出しながら
素直な気持ちを書ける場所があってよかったね。
言えないけど、書けることってあるし。
今は天国にもPCがあって、これ読んでるかもしれないよ~。

寒くなってきたよ~ 大丈夫ですか。

おらの母ちゃんと カブさんのお母さんは
きっと今ごろ 空の上で仲良くなって 話に花が咲いているかもね ^ ^

いいお話を読ませていただきました ありがとうね~☆
マツコさんを大切にね♪

うぇーん(T ^ T)
なんとも、でけた母上
なんてったって、カブちゃんを辛抱強く
見守ってきたんだもんな〜♡
天才?カブちゃんは…
母上あってのこと
天国から…天才?カブちゃんをこれからも
見守って下さいm(_ _)m

おとちめ! 泣いてね~し (-゛-メ)


ちゃちゃさん 泣かすつもりじゃないんだけどね~ 思い出しちゃったんだもん


つぶあんさん 母は本当に 褒めて伸ばしてくれた人なんです
    
      叱られた記憶が無い 本当に無償の愛を注いでくれたな~


四季の野草さん どうも

  欲の塊を落とした 純真無垢の魂が触れ合う

   そうありたい いや きっと そうなるんでしょうね


ちめの なんじゃ ?マークは 凸(`、´X)

カブちゃ~ん
涙がにじんで あふれて PCに落ちた・・・
せつないね~
この世に命を産み出してくれた 大事な母さん
いつもやさしい眼差しで見守ってくれた 大好きな母さん
私又 思い出したよ 母さんのこと
私が大動脈乖離でICUに1ヶ月 病室で4ヶ月入院してた時
亡き母さんが 横のベッドでずーと私の傍で見守ってくれてた
幻じゃなかったんだよ 朝になったらね
もう 明るくなったから 行くね~と消えてたんだ
魂が会いに来てくれてたんだ~

カブちゃん お母さんに「産んでくれてありがとう」って
心にお母さんが浮かんだ時に つぶやいてみて?
きっと 何かのときに助けてくれるから

お母さん この世でいっぱい苦労したから
今度は 前世の苦労のお返しで 
きっと幸せな人生送るよ

カブちゃんの孫さんに生まれ変わるかな?


愛ちゃん どうも~

う~ん どうかな?
 もう少し 現世とは離れて ゆっくりしてもらいたいけどね

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