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2015年5月23日 (土)

夜勤明け

「わかれ」は「思い」の始まり
  「うしろ髪をひかれる思い」という言葉があるように、別離の後の

感情はなかなか複雑なものがあるようだ。 詩や歌に表現された「わかれ」が多いのは、「わかれ」が「終わり」

を意味することなく、むしろ「思い」の始点になっているからだろう。

だからこそ、むかしから人は「わかれ」を大切にしたのである。 近頃は「めぐりあい」を大事にする風潮がつよくなって、「わかれ」

は「終わり」であり、したがって「悲しいこと」と片付けられている

が、本当は間違いなのではないか。  規模はとにかく、一流のイメージのある会社や組織体を訪問すると、

帰りぎわに会長や社長がエレベーターの前まで(あるいは玄関まで)

見送ってくれることが多い。

「あなたとお会いしたこと、忘れませんよ」という言葉がストンと

腹の底に残る印象をうける。  私邸でも同じで、玄関のドアを締めて客が立ち去ったあと、鍵の音

をすぐに立てるものではないとされるのも、「わかれ」がそれまでの

時間の持続を意味しているからである。 この「別れの作法」を最も意味深く捉えたのが井伊直弼の『茶湯一会集』

にある

「独座観念」である。全文を挙げる。  しゅかく よいんざんしん
「主客とも余韻残心を催し、退出の挨拶終れば、
                
こうしょう はな
客も露地を出るに、
高声に咄さず、静かにあと
             
なおさら
見かえり出で行けば、亭主は猶更のこと、

客のみえざるまでも見送る也。


さて なかくぐり さるど     としょうじ 扨、中潜り、猿戸、その外 戸障子など、
  
し             ふきょうせんばん
早々〆め立てなどいたすは、
不興千万、
   
きょうおう
一日の饗応も無になる事なれば、決して

客の帰路見えずとも、取りかた付け急ぐ

べからず。
                               いかにも心静かに茶室に立ちもどり、
    
にじりあがり  はい 
此の時にじり上りより這入り、

ろぜん どくざ       おはなし
炉前に独座して、今暫く御咄も有るべきに、
   
どちら        かな
もはや何方まで参らる
べき哉。

今日一期一会済みて、ふたたびかえらざる事を
       
どくふく
観念し、或いは独服
をもいたす事、
   
ひとえごくいならい
是れ一会極意の習なり。     
せきばく 此の時、寂寞として、打ち語らうものとては、
                 
じとく  
釜一ロのみにして、
外に物なし。誠に自得

せざればいたりがたき境界なり」
 ひとり炉の前にすわって、客であった人の道ゆく姿を思うにつけても、

あれも話しておけばよかった、あのことについての考えを聞いておけば

よかったと、茶室で一緒にいたときよりも濃密な想念の時間が展開する。 立ち去ってゆく客人にしても同じで、燃え残った夕焼け雲が美しかった

と、帰宅したら早速手紙に書こうと思っているにちがいない。            出典:草柳大蔵著 「礼儀覚え書」 グラフ社

かれ~(=゜ω゜)ノ

 かれ~  かっびさあ~ん ら~めっ!

なっとお♪ なっとお~(*`ε´*)ノ

 にく にく にくう~♪ さ・か・な!

   ごはんだお ごはっ!



さっき 食ったばかりだびや・・・( ̄Д ̄;;

 あ”~ うるせえ 心底 うるせえ奴じゃ

  一刻も早く オメ~と 別れて 家に帰りたい・・・

夜中に 起きやがるし

 疲れた・・・ 精根 尽きたのよ( ̄◆ ̄;)


余韻 事が終わったあとも残る風情や味わい

残心 武芸で、一つの動作を終えたあとでも緊張を持続する心構えをいう語。

   剣道で、打ち込んだあと相手の反撃に備える心の構え。

   弓道で、矢を射たあとの反応を見きわめる心の構え

   
茶道においては、茶の湯が終わったあとの心がまえを指すらしい

不興 興味がないこと。気持ちが冷めていること。しらけている。興ざめ。

饗応 酒や食事などを出してもてなすこと。

独服 茶を、ひとりでたてて自ら飲むこと。

寂寞 ひっそりとして寂しいさま。じゃくまく。

自得 自分の力で悟ること。自分自身で理解し、会得すること。

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コメント

お客さんの姿が見えなくなるまで見送る
これ新入社員のときに徹底して叩き込まれた…
今も実践してるで〜♬(・ω・)ノ

姫乃さん どうも~

お見送りの作法って いつ どこで 習ったんだべ? 思い出せん (;´▽`A``

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