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2015年8月14日 (金)

大和言葉の数詞

一 ひ     「ひとつ」をさらに 分解すると

二 ふ     まず「ひと」と「つ」にわけられる

三 み     「個」または「歳」にあたる 「つ」を取り去ると 「ひと」が残るが

四 よ     これは 数詞語幹の「ひ=1」に 格助詞の 「と」がついたものである

五 ゐ     所属の意を表す 上代の格助詞を「つ」が タ行の中で変化し

六 む     例:沖つ白波=沖の白波 「ひつ」「ふつ」「いつ」という数え方が

七 な     生まれた

八 や     「みつ」は「みつ」と ツ音が二つ重なったために 促音に変化した

九 こ     「よつ」「むつ」「やつ」も同様

十 と・そ   「ななつ」と「ここのつ」は さらに 紆余曲折がある

百 も・ほ   「ここつ」の「」も同じく 所属を意味する格助詞であるため

千 ち     「ひとつ、ふたつ」と 造りは同じであり さらに「なつ」は「なつ」の

万 よろ    変形であるため これも同じである つまり「ひとつ」から「ここのつ」までを


         同じ法則で貫いている  「とお」は別格のようである

二十 はた     現代語でも「二十歳=はたち」や「二十日=はつか」というのは

三十 みそ     「二十」に「はた」という音を宛てていたからであるが

四十 よそ     これは「二(ふ)+十(とお)」が変化したものである

五十 いそ     「はたち」 の「ち」は「ひとつ」「ふたつ」の「つ」と同じく

六十 むそ     もの、としを数える時の「個」と「歳」である つまり 古代語において

七十 ななそ    「はたち」は「二十歳」であると同時に「二十個」であった

八十 やそ     「みそじ」「よそじ」の「じ」 「よろづ」の「づ」も同じく「個・歳」である

九十 ここのそ   歳が三十代であることを「三十路」と書いて表すようになるのは

             後代である


縄文の頃  「三十八個(歳)」を 何というか

 「みそじ あまり やっつ」(数値のみならば「みそや」)

当事はおそらく数量を明確にする場面は少なかったはずで 大事なのは 集落の住民の

数や人の年齢などで その他はおおらかだったと考えられる

しかし その後 稲作が広まり世の中が複雑になってくると 物事を数で管理しなければ

ならない機会が増え その数も どんどん大きくなったことだろう

そうなると 合理的な漢語数詞が重宝されるようになったと想像できる

一人   ひとり    「ひとり、ふたり・・・」の次にくるのは 「さんにん」と漢語に

二人   ふたり   変わったのは現代の日本語で 平安時代中期から変わったようである

三人   みたり    九十九と書いて「つくも」と読むのは「百=も」に「付く=つく」ことを

四人   よたり    表している

五人   ゐたり   「八百屋」は「八百」 「八=や」+「百=ほ」から来ている

六人   むたり    さらに大きな数は「万=よろ」と表現された

七人   ななたり  「八百万=やほよろづ」

八人   やたり

九人   ここのたり

十人   とたり

八十人  やそたり 

八百人  やおたり


二百(ふたお)・三百(みお)・四百(よお)・五百(いお)・六百(むお)・七百(ななお)

・八百(やお)・九百(ここのお)


十一(とおまりひと)・十二(とおまりふた) ・・・「十余り一」が 詰まった形


二千(ふたち)・三千(みち)・四千(よち)・五千(いち)・六千(むち)・七千(ななち)

八千(やち)・九千(ここのち)



このように 大和数詞を紹介したブログを 拝見しましたので
 
皆さん ご存知かもしれませんが 自分も勉強のつもりで掲載いたしました


いち・に・さん・・・   ひとつ・ふたつ・みっつ・・・

なんで 二種類の読み方があるのか

 これで 孫に説明できますww


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コメント

( ´艸`)プププ
リトルカブ君がこういうこと疑問に持つ頃には
忘れてるんとちゃう???

おそらく リトル・カブは こういう事を疑問に思わないでしょう。。。(。・w・。 )
クレヨンしんちゃんじゃないけど 
「じぃちゃん なんで女の人はおっぱいが大きいの?」
おっぱい星人の血をひいてるから そんな質問が来るのでは?? ψ(`∇´)ψ

ちめのも思った…
聞かれないかもよ〜〜( ̄▽ ̄)

Peeちゃん どうも~

 大和数詞って 言葉は 忘れないと思う ( ̄ー ̄)ニヤリ


おとちめ! なんじゃそりゃ! (゚Д゚)ハァ?


ちめの! 聞かれなくても 教えてやるんだもんね~ (* ̄0 ̄)ノ

確かに…。
なんとなく覚えていくけど、疑問に思わないかも…。(´,_ゝ`)プッ
こんなにいろんな数え方があるのって日本だけなんじゃない?
やっぱり日本語って難しいよね。
やそ、とかいそ、とか、読めないような苗字や名前はここからなんだね~

つぶあんさん どうも~

ちょっとした雑学になるでしょ? (◎´∀`)ノ

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