« 坦々麺 | トップページ | 日記 平成27年8月28日(金) 夜から明け方 »

2015年8月28日 (金)

イスラム教 5 六信

ムハンマドの死後 コーランの編纂などを通じて イスラム教の教義が体系化され

 イスラム教徒が 信じるべき対象も 明らかにされていった

それが 「六信」といわれる 6つの信仰対象である


① 神(アッラー)

 天地の創造主であり 全知全能の神 「アッラー」は固有名詞ではなく アラビア語で神を

 意味する普通名詞で ユダヤ教のヤハウェや キリスト教における神と 同じものをさして

 いる 神の名は みだりに口にすべきではなく 偶像化も厳禁


② 天使(マラーイカ)

 大天使ガブリエル(ジブリール)のほか ガブリエルに匹敵する ミカエルや 終末の到来

 を知らせるラッパを吹く イスラーフィールなどがいる

 神が光から作りだした天使は その手足となって働く 天使と同様の存在として

 ジン(霊鬼)や 悪魔もおり 悪魔は人間を誘惑するなどの悪事を働く


③ 啓典(キターブ)

 これには 旧約聖書の モーセ五書(アラビア語でタウラート)や 詩篇(ザブール)

 さらには 新約聖書の福音書(インジール)も含まれる

 しかし コーランは 神が人間に与えた 最後にして最高の啓典とされている

 イスラム教にとって ユダヤ教徒やキリスト教徒は 同じ啓典を信じる者であり

 彼らを 啓典の民とよんでいる


④ 預言者(ナビー)

 天使を通じて 神の啓示を伝えられた人間のことである

 コーランには 人間の祖である アダムをはじめ 

 モーセ(ムーサー)や イエス(イーサー)なども 預言者として記されている

 ほかに ノア アブラハム イサク ヨセフ モーセ ダヴィデ ソロモン ヨハネなど

 28人の預言者が記されている


⑤ 来世(アーヒラ)

 この世は 天使(イスラーフィール)の吹くラッパとともに 突如として終末を迎え

 来世が訪れるとされる 来世では 死んだ人間が復活し 神による 最後の審判を

 受け 生前の行いや 信仰によって 天国と地獄に分けられる


⑥ 神の予定(天命・カダル)

 この世界で起こることは すべて神によって定められているとされる

 ただコーランでは 生前の行いで 最後の審判の結果が異なるなど 人間の自由意志と

 責任にも言及されている


イスラム教の教義の基本となるものは

 神をはじめとする 6つの対象の存在を信じることにある


天使と悪魔

 イスラム教が存在を認めている天使には 大天使(ジブリール)や ミカエルのほか

 地獄の管理を任された マーリク ザバーニーヤなどが存在する

 悪魔には 神の命に背いて 怒りに触れた シャイターン(サタン)がいる

 ジンはアラビア半島で 古くから信じられていた精霊・霊鬼で「千夜一夜物語」に

 登場する ランプの精などが これにあたる

 


コーランの成立過程

 ムハンマドに下された 神の啓示が散逸してしまわないように ムハンマドの後継者

 カリフたちによって 114章からなる コーランが編纂された


610~632年 神(アッラー)の啓示
                
けつじゅう
632~634年 第一回 結集   初代カリフのアブー・バクルの時代に 神の啓示が

                      書物としてまとめられる

                      ムハンマド死後の混乱期に起きた争いで コーランの

                      暗記者(ハーフィズ)の多くが死んだため 書き記して

                      おく必要が生じた

650年ごろ   第二回 結集   第3代カリフである ウスマーンの時代に公式の

                      コーラン(ウスマーン本)が成立

                      アラビア語の方言によって 細かい部分に違いが

                      生じたため ムハンマドの出身であるクライシュ族の

                      方言で公式のコーランが定められた

ウスマーン本以外の写本は 焼却されたため 現行のコーラン(クルアーン)は

すべて ウスマーン本を基礎としたものである


コーランの内容

 啓示が下された順番ではなく ほぼ節の長さ順に並べられている

 初期の啓示は 節が短く 後ろになるほど 節が長くなるため おおむね

 啓示が下された順番とは 逆の並びになっている


 第1章
 開扉(7節)

 第2章
 牡牛(286節)               前半は ヒジュラ後の 比較的 節の長い啓示が
                         
 第3章                     並んでいる「五行」に関することなど 生活や行動
 イムラーン家(200節)
                          の規範を示すものが多い        

 第4章
 女(176節)
  ・
  ・
  ・
  ・
 第111章
 腐ってしまえ(5節)             後半は 布教活動初期の啓示が多い

 第112章                    神への帰依など 信仰の根本となるものが
 信仰ただひと筋(4節)
                           並んでいる
 第113章
 黎明(5節)

 第114章
 人間(6節)

« 坦々麺 | トップページ | 日記 平成27年8月28日(金) 夜から明け方 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

宗教」カテゴリの記事

コメント

六信…
う~ん、信じるとしたら⑤かな。
天国に行ける自信はないが…。


イスラム教、なげーーーな!(。・w・。 )

音姫さん つぶあんさん 姫乃さん どうも~

イスラム教は 17回で終わらせる予定です ははは

おこんばんわ
以前 ノ○という英会話学校に通っていたときに
外国の先生達がおっしゃるには
日本は自分を縛る宗教がない天国だ!と。
宗教から逃れるために日本に来たみたいなことを話してくれたよ。
物心ついた時から 宗教が生活の中心にどんとあるし
衣食住も宗教に乗っ取ってるらしい(特にイギリス)
イスラム経は生まれて死ぬまでの人生がね宗教に支配されて大変だ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

愛ちゃん どうも~

 道徳的な側面もあるんでしょうけどね

 この前 誰だったかな? テレビだったか?

 全ての宗教は貧乏人を納得させるためのツールだとか何とか って 話してたな~

この記事へのコメントは終了しました。

« 坦々麺 | トップページ | 日記 平成27年8月28日(金) 夜から明け方 »

2022年4月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

かぶのブログ