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2015年9月21日 (月)

イスラム教 10 帝国の変遷

アラブ帝国 

ムハンマドの死後 ムスリム(イスラム教徒)の間で選ばれたカリフ(最高権威者)が統治

する正統カリフ時代となる

この時代アラブ人はアラビア半島から進出し各地を征服した ササン朝ペルシアを滅亡


させ ビザンツ帝国領になっていたシリア、エジプトをも版図に加え 広範囲を支配する

アラブ帝国が誕生した アラブ帝国はアラブ人第一主義をとり異教徒や異民族ムスリム

にジズヤ(人頭税)とハラージュ(地租)を課した 661年 第4代カリフのアリーが暗殺

され シリア総督のムアーウィヤがカリフとなり ウマイヤ朝を開いた ウマイヤ朝を支持

するスンニ派は正統カリフとウマイヤ朝以降のカリフを正統としたが アリーとその子孫を

正統なカリフとするシーア派は これを認めずウマイヤ朝に対抗する 


ウマイヤ朝

ウマイヤ朝の時代にもアラブ軍は各地を征服し8世紀初めに最盛期を迎える 東はイン

ダス川下流域まで 西は北アフリカを経てイベリア半島に進出 西ゴート王国を滅ぼし

フランク王国にも進入したが トゥール・ポワティエ間の戦いで敗れ 西ヨーロッパ全域の

征服は成らなかった


イスラム帝国

ウマイヤ朝はカリフ位をウマイヤ家を独占するなどイスラムの理念にもとる政権運営が

行われたため シーア派などが不満を強めた 750年 ムハンマドの叔父アッバースの

子孫が アラブ人第一主義に不満を持つ勢力などを糾合してウマイヤ朝を倒しアッバー

ス朝を建てたウマイヤ朝のカリフ一族はイベリア半島に逃れ後ウマイヤ朝を建てる事に

なる アッバース朝は すべてのムスリムは平等というイスラム本来の理念からアラブ人

の特権を廃止した こうしてイスラム法に則る世界帝国が誕生するのである


アッバース朝

750年 イスラム教の開祖ムハンマドの叔父の子孫であるアッバースが ウマイヤ朝を

倒し アッバース朝が成立(アッバース朝革命)ウマイヤ朝時代の支配階級であったアラ

ブ人の特権を廃止し 改宗した異民族にも課せられていたジズヤ(人頭税)を異教徒のみ

とし すべてのイスラム教徒を平等に扱った ここにおいて神(アッラー)の下での平等を

説くイスラム本来の当地理念が実現し 真の意味でのイスラム帝国が成立した

8世紀末~9世紀初頭の ハールーン=アッラシードの時代に最盛期を迎えるが 


10世紀半ばには ブワイフ朝に実権を奪われて以後は 宗教上の権威を維持するのみ

となった


分裂したイスラム世界に 東西から異教徒が侵入

アッバース朝の衰退により イスラム世界は 10世紀ごろから分裂していった

 そんなイスラム世界を襲った 未曾有の侵略が 11世紀末から13世紀にまで及んだ

  十字軍の遠征である

1096年に始まった 第1回十字軍では 10万人ともいわれる軍勢が

 エルサレム周辺を支配していた セルジューク朝やファーティマ朝を撃破し

  エルサレム王国を建国した

十字軍は 遠征の途上にある村などで 略奪と殺戮を繰り返しながら進軍したため

 もともと他宗教に寛容で キリスト教徒を「啓典の民」とよんでいたイスラム教徒は

  これ以後 キリスト教徒に対する姿勢を改めるようになる

一方 13世紀のイスラム世界には 東からも異教徒の侵入にさらされた

 空前の世界帝国を築いた モンゴルである

1221年には チンギス・ハンが 

 イランからアラル海に及ぶ地域を支配したホラズム朝を滅ぼした

チンギスの孫にあたる フラグは 1258年にバグダードを攻め アッバース朝を滅ぼし

 イル・ハン国を建国する

しかし 新たな支配者となったモンゴル人たちは 宗教に対してきわめて寛容であった

 7代ハン(国王)のガザン・ハンが イスラム教に改宗したほか モンゴル帝国のもとで

  特権商人や官僚として活躍するイスラム教徒も多かった
///////////////////////げん
また イル・ハン国は 中国の元を宗主国とする帝国の一部であったため

 東西文化の融合が進み 中央アジアのイスラム化が促されたほか

  遠く中国にも イスラム教が伝播した


十字軍の動機とルネサンス

 十字軍遠征の背景には 聖地巡礼を中心とした西欧キリスト教世界の宗教熱の

 高まりがあったとされる しかし こうした純粋な宗教心による動機以外に 多分に

 イスラム世界の富と文化に対する憧憬があったことも見逃せない

 中世以降 ヨーロッパでは古代ギリシャ・ローマ時代の優れた学芸がほとんど失われて

 おり これらの文物は 7世紀以降のイスラム世界で再発見されていた

 アッバース朝では 首都バグダードに「知恵の館」を設立して 文献のアラビア語訳を

 進めたことから イスラム世界の科学は著しく発展 十字軍を通じて こうした先進文化に

 触れた西欧では 古典古代の学芸が逆輸入され やがて西欧発展の礎となった

 ルネサンスが起きるのである


ジハード(聖戦)

本来は「神の道における努力」を意味するが 一般にはイスラム教を広めるための努力

あるいは 郷土を防衛するための戦いとされている

初期のイスラム共同体(ウンマ)による アラビア半島の征服や十字軍との戦いが

その典型とされるが 近年では イスラム主義組織によって テロを正当化する

論理として用いられることもある・・・

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コメント

あらら〜
子守の話かと思ってきたら、宗教だった( ̄▽ ̄)

敬老の日なのに リトル・カブは来ないの??

のらデジさん 音姫さん どうも~

 来ましたよ~ 買い物の予定を変更して たっぷり お守りしました (◎´∀`)ノ

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