おうむしょじゅうにしょうごしん
應無所住而生其心
【解説】 「応に住する所無うして其の心を生ずべし」と訓読します。
【解説】 「応に住する所無うして其の心を生ずべし」と訓読します。
まさにじゅうするところのうして そのこころをしょうずべし
「住する」というのは、心がひとつところにとどまることです。すなわち、心をひかれる、
心をとらわれる、執着心を起こすことです。
これがわれわれ人間の迷いを生ずる根本原因です。
中国禅宗の大成者 慧能(えのう)禅師は、貧窮の年少時、薪を売って糊口をしのい
でいました。
心をとらわれる、執着心を起こすことです。
これがわれわれ人間の迷いを生ずる根本原因です。
中国禅宗の大成者 慧能(えのう)禅師は、貧窮の年少時、薪を売って糊口をしのい
でいました。
おうむしょじゅう にしょうごしん
ある日、とある家から流れる読経のなかに「応無所住而生其心」と言っている声が耳に
残ったので、その僧に尋ねると、経は『金剛経』であることを教えられました。
ある日、とある家から流れる読経のなかに「応無所住而生其心」と言っている声が耳に
残ったので、その僧に尋ねると、経は『金剛経』であることを教えられました。
ぐにん/こうにん けんしょうじょうぶつ
そして弘忍禅師が『金剛経』の見性成仏の教えを説いていることを聞いて、ただちに
弘忍禅師の門をたたくことになったのです。
心は動きたいように動き、どこにもとどまらないことが肝要です。
これが無所住です。
それでこそ臨機応変、いかなる事態に遭遇しても事を処することができるのです。
「寸話」
これは経典の中に出てくることばで、ちょっと難しいのですが、「応に住する所無うして
弘忍禅師の門をたたくことになったのです。
心は動きたいように動き、どこにもとどまらないことが肝要です。
これが無所住です。
それでこそ臨機応変、いかなる事態に遭遇しても事を処することができるのです。
「寸話」
これは経典の中に出てくることばで、ちょっと難しいのですが、「応に住する所無うして
その心を生ずべし」と読みます。
人間の心というものは、ころころ、ころころと変わります。昨日泣いた烏がもう笑った
ではないか、最愛の女房に死なれ、天地も裂けんばかりに嘆き悲しんでいたのが、
一年後には別の女房をもらって安楽に暮らしているというように変わっていきます。
これは決して悪いことではなく、それはそれでいいと思います。同じ心が悲しんだり、
喜んだりしているのが人間の心です。ころころ変わっていくので「こころ」というのだと
もいわれています。
人間の心というものは、ころころ、ころころと変わります。昨日泣いた烏がもう笑った
ではないか、最愛の女房に死なれ、天地も裂けんばかりに嘆き悲しんでいたのが、
一年後には別の女房をもらって安楽に暮らしているというように変わっていきます。
これは決して悪いことではなく、それはそれでいいと思います。同じ心が悲しんだり、
喜んだりしているのが人間の心です。ころころ変わっていくので「こころ」というのだと
もいわれています。
住する所が無いという意味は、たとえば、人間の心が何かの思いを起こして、
その思いがもし一生涯消えないということにでもなったら、それはたいへんなことに
その思いがもし一生涯消えないということにでもなったら、それはたいへんなことに
なります。
一旦悲しいことがあったら、死ぬまで泣きっぱなし、一度嬉しいことがあると、
一生涯げらげら笑いながら死ななければなりません。実に心というものは変幻
一旦悲しいことがあったら、死ぬまで泣きっぱなし、一度嬉しいことがあると、
一生涯げらげら笑いながら死ななければなりません。実に心というものは変幻
自在に動いていくもので、だからこそ人は生きていけるのです。
しかも、心そのものは喜怒哀楽いずれの心でもありません。どの心でもないから、
喜んだり、悲しんだりすることができるのです。
しかも、心そのものは喜怒哀楽いずれの心でもありません。どの心でもないから、
喜んだり、悲しんだりすることができるのです。
このどの心でもないところが人間の心の本当の姿なのです。
その心を金剛経では「応無所住而生其心」ということばで表わしています。
その心を金剛経では「応無所住而生其心」ということばで表わしています。
しんふかえ
ちなみに、ダルマ大師はこれを「心不可得」ということばで表わしました。
出典: 平田精耕著 「禅語辞典」 PHP社
それは そうなんだろうけど・・・
ダメだ ・・・
出典: 平田精耕著 「禅語辞典」 PHP社
それは そうなんだろうけど・・・
ダメだ ・・・
すくわれない

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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
明けない夜はないし、冬も春になる!!

……、その長さがね…
辛いんだよね。
私にも死ぬまで癒えない傷があるけど
長い時間をかけて「後遺症」程度にはなってきてる。
時々ひどく痛む…、ってくらいのね。
今は辛くても、きっと時が過ぎれば…
って、これじゃ慰めにも応援にもならないね。
でもカブちゃんの幸せを願う人がたくさんいることは忘れないでね~
投稿: つぶあん | 2016年12月 7日 (水) 10時33分
人の心って難しいね。
自分の心でさえ思い通りにならない・・
ましてやほかの人の心はなおさら・・
無所住、そう生きたらいいね・・
私も迷いに迷って、迷いっぱなし・・
でも、やっと笑って生きようと思えるようになったよ(*^-^*)
状況はあまり良くないし、不安がいっぱいだけどね。
でも、もう来なければいいと思ってた明日を、想像できるようになったよ(*^-^*)
ひとところにとどまらない人の心だからこそ、今の辛さも、苦しみも、悲しみも、きっと終わるよ(*^-^*)
明けない夜はない
止まない雨はない
醒めない夢はない
あきらめなければ、必ず光が射す。
もうちょっとがんばれ!!
応援してるよ(*^-^*)
投稿: cyocomama | 2016年12月 7日 (水) 16時43分
前回の記事を読んで、カブさん相当凹んでるね。
うつ病はさ、きもちのコントロールも難しいんだよ。
一番良いのは、開き直る事だと思う。
早く開き直って、以前のようにふたりで仲良く🍜食べる日が来ますように
投稿: のらデジ | 2016年12月 7日 (水) 19時38分
カブしゃん
奥が深いのう!
💦
あたしなんかさ。
Outlookが使えなくなって
今までうざかった迷惑メールが届かなくなって
スッキリした~( ̄▽ ̄)!!
そしたら 仕事先や重要なメールまで届かず
相変わらずのバカっぷりだわさ!
そんな時的確に教えてくれたのが
カブしゃんだったよん!
あたしは何をお返ししてあげるんだろう??
ただ、こんなにも見えないところでカブしゃんの事
心配してる仲間がいるって、カブしゃんだからこそだと思うよ
投稿: Pee | 2016年12月 8日 (木) 13時50分