フレル

右胸の肋骨が痛む

咳をするたびに　痛むので　

　咳やクシャミが　出そうになると　押さえつけなければならん

ちっきしょうめ！　いてぇ　＞＜

　この痛みは　もう　10日間　続いてる

前々回の夜勤の時

　にゃろめ　

　　これから　晩飯で　食堂に移動しなきゃならん時に

車椅子の利用者2名　目の見えない利用者1名

　完全に認知症からくる見等識が失われてる御仁1名

　　移動中に癲癇発作で転倒　怪我の心配のある利用者1名

彼らを　一人で誘導しなきゃならん　この

　くそ忙しい時に・・

ぽんたの野郎　

　少し認知症の入った　オタルさんにチョッカイを出して

　　それに　イラついた　

　　　オタルさんと　つかみ合いの喧嘩に発展して

こりゃ　ヤバイと　ぽんたの首に腕を廻して

　引きずり離した時に　

　　奴のアゴか頭が　肋骨に当たったんだな

　　変な音がして・・・　くっそぉ～　ヒビでも　はいったか？


まったく　トラブルに発展する危険性があるのに

　この二人を同時に呼びやがって

　　新人じゃあるまいし・・　　

　　　だから　数分単位で移動するタイミングを計ってるのに


病院？　

　それほどでもないや　自然に治るべ


いやいや

　そんな話しじゃないんだ

昨日は休みで

　イカンな・・とは　思いつつ　

　　朝から　飲んだのよ　酒ね

撮り溜めたビデオを観ながら　チビチビと

　んで　

　　絶望的なオヤジのこと

　　助けてくれる　妹　カブ美のこと

　　遠くで見守ってくれる　弟　カブジのこと

　　連絡のくれない　カブ子と　リトル・カブ♂のこと

　　気の触れた　マツコのこと
　　
一気に　頭の中に津波のように流れ込んできた

　そして　あふれ出た

　　一旦　あふれ出すと　止める術がないんだな

海の水が枯れるなんて　

　地球が無くならない限り　

　　想像つかないよね

だから　とめどなく　あふれる

　泡を弾けながら　降りかかる

　　繰り返し　繰り返し　身体を削る

　　　目が霞む

　　　　腕が重い

　　　　　足が上がらない


それで

　恥ずかしいけど


こどものように　泣いたんだ


　途中で　神さま　って　言ったかな？

大きな声で

　大丈夫　隣近所とは　離れてるからね

　　どんな　大声出しても　大丈夫

おばあちゃん・・　おじいちゃん

　かあさん

　　かあさ～ん　って

ははは　いい年こいて

　こどものように　泣いた


さて　明日は幹部会議だな

　昼飯は　カップ麺でいいか・・

　　あっ　給料日か！？

昼休みにでも抜けて　生活費　おろさにゃならんな

　それと　奨学金　振り込まなきゃな　やれやれ

11月の勤務表も急がなきゃ


少しの間　壊れてた

　負けてたまるか

　　必ず　必ず　必ず